秦野市

概要

秦野市(はだのし)は、神奈川県中西部に位置する市である。

歴史

平安時代末期から鎌倉時代にかけて、平将門を討伐したことで有名な藤原秀郷の子孫・佐伯経範が1030年ごろ秦野に移り住んで波多野氏を名乗った。後に支流として、松田氏・渋沢氏・河村氏・栢山氏・大友氏・沼田氏などが出て、相模西北部にその一族の勢力を伸ばす。現在の秦野市内、足柄上郡松田町・山北町、南足柄市、小田原市の一部が相当し、波多野城は一族の居館であった。その後、鎌倉幕府の御家人となり、後の戦国大名の波多野氏となった。

1889年(明治22年)4月1日:町村制施行により、秦野市の前身となる大住郡秦野町・大根村・東秦野村・西秦野村・南秦野村・北秦野村と足柄上郡上秦野村の7町村が発足する。
1896年(明治29年)3月26日:郡制施行により大住郡が淘綾郡と統合され中郡となる。
1927年(昭和2年)4月1日:小田原急行鉄道(現在の小田急電鉄)小田原線が開通。同時に鶴巻駅(現・鶴巻温泉駅)、大根駅(現・東海大学前駅)、大秦野駅(現・秦野駅)、渋沢駅が開設される。
1940年(昭和15年)6月1日:南秦野村が町制を施行、南秦野町となる。
1955年(昭和30年)
1月1日:中郡秦野町、南秦野町、東秦野村、北秦野村の2町2村が合併し市制を施行、秦野市となる。
4月15日:真田を除く中郡大根村を編入する。
7月28日:中郡西秦野村と足柄上郡上秦野村が合併、町制を施行し中郡西秦野町となる。
1963年(昭和38年)1月1日:中郡西秦野町を秦野市に編入、現在の市域が確定する。
1979年(昭和54年):イトーヨーカ堂秦野店が開店する。
1981年(昭和56年)4月25日:東名高速道路の秦野中井ICが完成。
1984年(昭和59年):秦野のたばこ栽培終わる。
1995年(平成7年)11月19日:ジョイフルタウンジャスコ(現・イオン)秦野店が開店する。
1996年(平成8年)
6月:鶴巻温泉駅ロータリーが完成する。
12月14日:秦野駅新駅舎の一部が供用開始される。
2008年(平成20年)5月27日:災害相互応援協定を静岡県富士宮市と協定書を交わす。
2009年(平成21年)1月13日:秦野市の人口が17万人に達する。
2010年(平成22年)5月23日:第61回全国植樹祭が秦野戸川公園で開催される。
2017年(平成29年)3月5日:イトーヨーカ堂秦野店が閉店する。

市名の由来
現在の市名は「はだの」であるが、古くは『和名抄』に「波多野郷」とあり、万葉仮名は清濁を区別することから「はたの」であったと考えられる。しかし、波多野郷が秦氏に由来するとして「はだの」であったとも考えられる[注釈 1]。明治以降、西部の上秦野村は「はたの」、他は「はだの」と称した。

小田急電鉄の駅名も現在は秦野駅(はだのえき)だが、かつては大秦野駅(おおはたのえき)だった。現在でも学校名や企業施設名などで「はたの」、”Hatano” が用いられているものがある。