座間市

座間市(ざまし)は、神奈川県中部に位置する市である。

概要

昔より八王子街道(平塚宿を起点に田村で中原街道と交差し、厚木、海老名、座間、相模原を経て八王子に通じる)の宿場町として栄えることにより集落が形成され、現代に入り戦前は農村、戦中は陸軍士官学校及び高座海軍工廠の設置により軍都としての色合いを強めた。しかし戦後は米軍の進駐を経て、昭和30年代半ば頃からは大企業の誘致が行われ自動車産業中心とした企業城下町が形成された。更に昭和40年代の急激な人口の増加により農村から工業及び住宅都市へと変貌を遂げ、現在では県下33市町村中4位の人口密度をもつ市町村となる。

しかし、バブル景気崩壊後、市の基幹産業である自動車産業も不景気の煽りで日産自動車工場などが撤退したことから、税収入の低下を招き、市の財政状況が悪化した。現在でも周辺近隣自治体と比較すると財政的には劣っており回復は厳しいものの、人口においては県下でも比較的高い水準で増加しており、隣接する相模原市、大和市などと同様のベッドタウンとして現在に至っている。

県下では数少ない上水道に地下水(市内の8つの水源井)を用いる自治体であり、井戸水の特徴である夏は冷たく冬は暖かい「座間の地下水」は知れ渡るようになってきた。しかしながら近年の人口増加及び地下水資源の減少等により県営水道を約15%含有する状況になっている。

2000年代に入り在日米軍の再編等に伴う米国陸軍第一軍団司令部のキャンプ座間移転問題が浮上し、これに反対する活動を行政でも行っていたが、2008年(平成20年)8月に防衛省との間で「米陸軍第一軍団新司令部のキャンプ座間移転に伴う基地対策に関する確認書」に市長が署名し移転容認へと転じた。

歴史

年表
1927年(昭和2年)4月1日:小田急電鉄開通、座間駅(現相武台前駅)、6月 新座間駅(現座間駅)が開設される。
1935年(昭和10年)6月23日:相模線入谷駅が開設される。
1937年(昭和12年)9月30日:市ヶ谷より陸軍士官学校移転、開設、通称「相武台」。
1944年(昭和19年):高座海軍工廠開廠(終戦後解体)。
1945年(昭和20年)9月2日:米軍により陸軍士官学校を接収。米軍座間キャンプとなる。
1950年(昭和25年)8月:アメリカ陸軍第8軍司令部が米軍座間キャンプ内に設置される。
1952年(昭和27年):上水道創設決定。
1954年(昭和29年):公民館開設。(旧陸軍士官学校の火災時に出た廃材で建設)※現在は市役所西支所内に移転
1955年(昭和30年):町営水道給水開始。
1959年(昭和34年):座架依橋開通。(当初は交互通行のブレハブ橋)
1963年(昭和38年):座間町(現座間市)消防署開設。(消防本部団結成)
1963年(昭和38年):高座3町清掃センター設置。(所在は海老名市)
1964年(昭和39年):座間電報電話局開局。
1965年(昭和40年):日産自動車座間工場完成。
1965年(昭和40年):座間町(現座間市)内電話自動化。
1966年(昭和41年):座間郵便局(現座間中宿郵便局)が相模台(現相模が丘)に移転開設し集配局となる。
1967年(昭和42年):星谷寺の梵鐘が国の重要文化財に指定される。
1967年(昭和42年):座間町(現座間市)消防本部を町役場内に設置。
1968年(昭和43年):町役場中央庁舎竣工。(現在は解体)
1968年(昭和43年):町内の郵便番号が付与される。(〒228)
1968年(昭和43年):文化福祉会館開設。(現在は解体)
1970年(昭和45年):座間町(現座間市)消防本部庁舎完成。
1970年(昭和45年):相武台前駅橋上駅舎竣工。
1970年(昭和46年):座間バイパス一部開通。
1971年(昭和46年):保健ステーション開設(現在は解体)。
1971年(昭和46年):米軍座間キャンプの自衛隊との共同使用開始。(横浜防衛施設局長と町長との間で13項目の覚書と確認書を締結)
1972年(昭和47年):米軍座間キャンプ一部返還。(富士山公園開園)
1972年(昭和47年):相模台出張所(現、相模が丘コミュニティーセンター)開設。
1973年(昭和48年):東部出張所開設。
1974年(昭和49年):下水道事業開始。
1974年(昭和49年):国道246号バイパス開通。
1975年(昭和50年):県立青少年会館開館。(後に市に移管。現市立青少年開館)
1976年(昭和51年):座間警察署開設。
1976年(昭和51年):市民福祉憲章制定。
1978年(昭和53年):座間駅橋上駅舎竣工。
1978年(昭和53年):公共下水道供用開始。
1978年(昭和53年):座間市立図書館会館(市立公民館講堂を改修利用、現在は移転に伴い解体)。
1979年(昭和54年):座間市消防署東分署開設。
1983年(昭和58年):市立図書館新館開館。
1984年(昭和58年):座間市消防署北分署開設。
1994年(平成6年):スカイアリーナ座間開設(市民体育館)。
1995年(平成7年):日産自動車座間工場閉鎖。(現在は座間事業所とカレスト座間)
1995年(平成7年):市役所移転、ハーモニーホール座間開設(市民文化会館)。
1996年(平成8年):市民健康センター開設(休日急患センター)。
2000年(平成12年):電話番号逼迫に伴い市内の一部の市外局番(0427地域)が042へ3桁化。
2001年(平成13年):サニープレイス座間開館(総合福祉センター、文化福祉会館から移管)
2001年(平成13年):電話番号逼迫に伴い市内の市外局番(0462地域)が046へ3桁化。
2010年(平成22年)4月1日:相模原市が政令指定都市移行に伴い郵便番号を変更、相模原市一部地域と上3桁「228」を共用していた座間市内も228-00xxから252-00xxに変更。
2011年(平成23年)11月3日:市のマスコットキャラクターとなる「ざまりん」が命名、発表される[2]。
行政区画の変遷
1889年(明治22年)4月1日 – 町村制の施行により、高座郡座間入谷村・座間村・栗原村・新田宿村・四ッ谷村が合併し、高座郡座間村が誕生する。
1937年(昭和12年)12月20日 – 町制施行し、高座郡座間町となる。
1941年(昭和16年)4月29日 – 上溝町ほか6村と合併し、高座郡相模原町となる。
1948年(昭和23年)9月1日 – 高座郡相模原町より旧座間町の区域が分立し、高座郡座間町が再置される。
1971年(昭和46年)11月1日 – 市制施行し、座間市となる。
市名の由来
古東海道が通り、宿駅「夷参(いさま)」の駅があった。これが地名「座間」の発祥とされている。